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Fujikura News

電子・電装

2011年2月 No.355

EV/HEV用高電圧高耐熱ハーネスを開発

当社は、環境に配慮したノンハロゲンの材料を用いて、高柔軟な高電圧高耐熱ハーネスを開発しました。地球温暖化の原因といわれているCO2の大幅低減を目的に、電気自動車(EV)/ハイブリッド車(HEV)への移行が急ピッチで進んでいます。EV/HEVでは燃費向上を狙って軽量化が図られており、ハーネスや部品の軽量化はもちろん、それらを効率良く車両スペースに配置することで小型化し、車体重量を軽減することが重要になります。当社ではこのようなEV/HEVに要求される要素を考慮し、絶縁材料に当社独自のシリコーンゴムをベースとした材料を用いており、180℃の高い耐熱性、高難燃性、ゴムならではの非常に優れた柔軟性を有しています。

エンジンおよび駆動モータ周辺で使用されるEV/HEV用の電源ハーネスには、大電流に対応した太いケーブルが使用されます。そのため、高温雰囲気での使用環境と、室内のスペース確保観点から、電源用ハーネスには高い耐熱性と高柔軟性が必要となります。高温時の張力や曲げ、振動に耐えうるケーブルが望まれ、そのような特性が必要な部分には、主にフッ素系材料のケーブルが用いられていますが、非常に高価であり、ハロゲンであるフッ素を含んでいました。

当社では環境にやさしい材料を前提に、高温時の使用に耐えうる高い耐熱性と柔軟性を確保するため、シリコーンゴムをベースに絶縁およびシース材料の開発を行いました。一般的にシリコーンゴムは耐油性、引裂き性、難燃性の面で劣るため使用する場所に制限がありましたが、当社でこれまでに培ってきた独自の技術により、耐熱性、柔軟性、耐油性、引裂き性、難燃性をフッ素系材料と同等の性能まで引上げ、しかもコストパフォーマンスに優れ、完全ノンハロゲンで環境にやさしいシリコーンゴムケーブルを完成しました。

今回開発した高耐熱用電線は高い難燃性も有するため、安全性も向上します。また、重量の面でもフッ素ゴムと比較して低比重であり、絶縁体の部分だけで約10%以上の軽量化をすることができます。

※高電圧高耐熱ハーネス:EV、HEVのモータとインバータ、およびバッテリー間に使用されるパワー用ケーブル

EV/HEV用高電圧高耐熱ハーネス

 

EV/HEV用高電圧高耐熱ハーネス

 

 

 

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E-mail : automotive@fujikura.co.jp