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CSR報告書

フジクラグループCSR報告書2012
〔ISO26000 中核主題〕 コミュニティへの参画及びコミュニティの発展

当社グループの社会貢献活動の考え方

当社グループの社会貢献活動についての考え方は、グループ経営理念MVCVである『フジクラグループは、“つなぐ”テクノロジーを通じ顧客の価値創造と社会に貢献する』及びグループのCSR基本方針の中の『社員一人ひとりが「社会」の一員として自分達の役割を自覚し、社会的良識をもって行動します』の一文を以って、その基軸としています。また、活動するにあたっては、グループのCSR活動指針の中で『各国・各地域の文化や慣習を尊重し、積極的に社会貢献活動を行います』と定めています。私たちが取り組む社会貢献活動についての考え方は、これらをベースとしています。

私たちの社会貢献活動は、1919年(大正8年)に当社の元監査役・中内春吉が私財をもって知的障がい者教育施設「藤倉学園」を創設したときに始まりました。私たちは、この時から会社と個人の両方の立場で「藤倉学園」を支援するとともに、企業として「社会」との係わり方を時代の変遷の中で考え、見つめ、そして実践して今日に至っています。私たちの社会貢献活動は「藤倉学園」の創設から数えて90年以上が経過しました。私たちは、この「藤倉学園」への支援を、当社グループの“社会貢献活動の原点”として、これからも大切に守っていこうと考えています。

2011年度の当社グループの社会貢献活動は、グループ全体で約250件程の活動がありました。それらの活動についてご紹介します。

主な活動の事例

「藤倉学園」とのかかわり

「藤倉学園」は、90年以上前の1919年(大正8年)6月7日に創業者・藤倉善八の実弟・中内春吉(当社元監査役)が、知的障がい者・児童のために多額の私財(現在に換算すると約20億円)と伊豆大島の土地4万坪、学園の土地・建物を寄付し、伊豆大島元町に創設されました。現在、伊豆大島と多摩(八王子)にその施設があり、約130人の園生に約100名の職員が24時間体制で教育・厚生に当っています。
 私たちは、創設時から歴代社長・役員が理事として、また会社の寄付とともに社員個人からの寄付を今日まで続けてきました。
 私たちは、「藤倉学園」への支援活動を社会貢献の"原点"として今日まで、またこれからも大切に守っていきたいと考えています。

藤倉学園創設者 中内春吉

藤倉学園創設者 中内春吉

社会福祉法人藤倉学園

創設 1919年(大正8年)6月7日
理事長 川田仁子
事業内容 大島藤倉学園
多摩藤倉学園
園生数 約130名

大島藤倉学園建物

大島藤倉学園建物

新入社員全員で「藤倉学園」での一日ボランティア活動を行い、90年以上にわたり先人たちが守ってきた私たちの良き伝統を体験を通して学びました。

未来を担う子供たちの自然教育を支援

5月16日から3日間にわたり、当社本社の隣りにある小学校の1年から3年までの児童約230人が自然の学習授業で「フジクラ 木場千年の森」を訪れました。自由学習時間などを含めて約1時間半の授業コースです。指導員から「フジクラ 木場千年の森」にいる魚や鳥、植物や昆虫などの説明の後、生きものたちの観察が行われました。指導員が出すクイズに元気な手が一斉にあがり、目を輝かせて生きものに触れ、生きものたちに見入った子どもたちを見ていると私たち当社グループが「フジクラ 木場千年の森」 を創って本当に良かった、と感じたひと時でした。

自治体、市民と自然を護る活動で連携

7月23日に、地元自治体が主催する『第一回 生物多様性ミニシンポジウム』が開催され、ビオガーデン「フジクラ 木場千年の森」の見学と説明会も行われました。地域の市民と自治体、それに企業も加わって自然が少ない東京においてより豊かな自然作りと自然を護ろうとするこの活動です。その最初の事例として「フジクラ 木場千年の森」が取り上げられ紹介されたことは、当社グループにとって大変にうれしいことです。

今年も地元の「シネマフェスティバル」に協賛

1月に当社本社のある地域コミュニティが主催する「シネマフェスティバル」が開催されました。この映画際は、今年で5回目で、当社グループも地元企業としてこの映画祭に協賛し、ポスターの貼付や前売り券の購入等の協力を行いました。私たちは、地域文化を護るというCSR活動の一つとして、これからも地元のこのシネマフェスティバルに協賛し、地域文化の発展を応援していきます。

地元中学校で受験生の面接指導に協力

11月、当社本社がある地元中学校で高校受験を控える3年生に面接のアドバイスを行いました。ほとんどの生徒が高校受験では面接を受けるためにその対策として毎年学校からの依頼で採用担当が協力をしています。これからも、地域社会への貢献、そして未来を担う子供たちへの教育支援として積極的に協力をしていきます。