CSRトップページ
CSR報告書(HTML)
トップメッセージ
特集
経営パフォーマンス
環境パフォーマンス
社会パフォーマンス
事業所・グループ会社のCSR活動
第三者意見、ご意見を受けて

CSR

CSR報告書

フジクラグループCSR報告書2011
トップメッセージ

現在、世界はグローバル化の進展、低炭素・高効率エネルギー社会の実現、少子高齢化社会の到来など、これまでに経験したことがない多くの課題に直面しています。これらの時代の大きな変化を私たちフジクラグループは的確に捉えてより積極的に対応するために、2015年度を最終年度とする新たなグループ戦略『2015中期経営計画』をグループ総力で策定し、現在その取組みを開始いたしました。私たちは、CSRをこの新中期経営計画の重要な柱の一つと位置付けています。
 私たちフジクラグループは、グループとしてのCSRの取組みを2009年度から正式にスタートしました。新たに制定したグループの「CSR理念」や「CSR基本方針」をベースに、フジクラグループは2010年度もCSRへの取組みを積極的に進めてまいりました。その主な取組みは、「経営理念MVCVの実現活動の推進」、環境教育を含む「CSRの教育の推進」、ステークホルダーへの「積極的な情報発信」、社会との「コミュニケーションの強化」、お客様との連携を強くする「事業継続計画(BCP)の強化」、地域コミュニティと生物多様性のための「ビオガーデンの創設」、取引先との関係を高める「CSRサプライチェーンマネジメントの推進」、安全で健康的な職場環境作り「労働安全衛生マネジメントシステムの推進」、外国人や障がい者の雇用など「ダイバーシティの推進」などです。
 私たちが進めるCSR活動の中から、ここでは2つの取組みの事例をご紹介いたします。
 先ず、最初の事例は、事業継続計画(BCP)強化への取組みです。先の3月11日に東日本一帯に未曾有の災害をもたらした東日本大震災ですが、この地震によって光ファイバの国内主力工場である佐倉事業所(千葉県佐倉市)の設備に少なからぬ被害がありました。光ファイバの世界最大手の企業グループとして、私たちフジクラグループは世界中のお客様に多くの光ファイバをお届けしています。今回の大地震で被災した佐倉事業所は、幸いにもBCPへの取組みを積極的に進めていたことで、震災後の復旧を迅速に進めることができました。
 2つ目は、地域コミュニティと生物多様性への取組みです。東京の木場にあった深川工場跡地の再開発「深川ギャザリア・プロジェクト」は、1997年にスタートし、2010年5月に完了しました。人々が集い、緑溢れる豊かな空間である「深川ギャザリア」の完成に伴い、その最後の仕上げとして地域コミュニティの皆様に喜ばれ、生物多様性を守るために深川ギャザリアの一角にビオトープとガーデンの両方の機能を持つ「フジクラ木場千年の森」を昨年11月に創設しました。2,200㎡の空間には2つの池と小川があり、かつての武蔵野の自然を再現した「フジクラ 木場千年の森」には、多くの樹木や草花、地衣類や水草、荒川上流の魚たちが移され、たくさんの鳥や昆虫たちもやってきていて水辺の豊かな生態系を整えつつあります。私たちは、自然の少ない東京都心で自然を創り、地域の皆様と力を合わせてこの豊かな自然を末永く守っていきたいと考えています。
 私たちは、1885年の創業以来、電線・ケーブルの研究・開発・製造で培ってきた最先端テクノロジーを通じて、「情報通信」、「エネルギー」、「エレクトロニクス」、「自動車」の4つの事業分野で、グローバルな事業展開を進め、高い信頼の商品を世界中のお客様にお届けし、世界の国と地域の発展、人々のより豊かな生活づくりに積極的な貢献を続けてまいりました。
 これからも私たちフジクラグループは、2015年度を最終年度とした新中期経営計画の目標の実現を通過点に、より高い目標に向けて、社員の一人ひとりが変革への強い意志を持ち、社会への責任ある取組みを進め、“お客様に感謝され、社会からは高く評価されるフジクラグループ”を目指してまいります。引き続き皆様の変わらぬご支援ご指導をお願い申し上げます。

株式会社フジクラ 取締役社長 長浜 洋一