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CSR報告書

フジクラグループCSR報告書2011
社会パフォーマンス

人事政策の基本的理念

当社グループは、顧客・社員・社会の三者がWin/Winの関係を構築できるよう、それぞれのニーズを的確に捉え、人事政策・制度に反映していくことを基本的理念として掲げています。

安全衛生管理および倫理的配慮

当社グループは「フジクラ行動規範」の基本理念に則り、全世界のすべての社員に対して、人権の尊重と差別排除を含め、倫理観に基づいた安全衛生管理および労働環境を保障しています。また、労働法、安全衛生法等の関係法規や規範、社会通念との兼合いを十分に考慮しつつ、国際基準であるILOの条約に沿った対応を基本とし、公平で公正なマネジメントを実施します。

社員に対する安全衛生管理および倫理的配慮に関する基準

十分な協議を重視した労使関係

当社は労使がお互いの立場を尊重しながら、話し合うことで相互の信頼関係を築くことを約束しています。経営方針や事業計画、経営施策・事業施策については、適宜「経営説明会」や「労働協議会」を開催し、経営から組合員に対して十分な説明を行う一方、組合との意見交換を十分に行い、労使で理解を深めながら課題解決に努めています。

また、当社を取り巻く経営環境・会社方針や、労働組合の運動方針について、労働組合幹部・社長・各事業部門長を講師とした研修会を定期的に開催しています。

労働条件についても、労働協議会にて労使間の合意を得る為の協議を尽くして決定しています。

ダイバーシティの取り組み

定年退職者の再雇用

定年退職(60歳)されたOBが永年培った「モノづくり技術」や「経営ノウハウ」は当社グループ内における貴重な財産であり、会社と個人双方の合意の下、雇用の必要性の高い人材を「マスターズコンサルタント」として再雇用しています。

2006年4月の高齢者雇用安定法の改正を受け、労使協定に定めた継続雇用の先行基準を満たした社員については、定年後再雇用する制度(最長5年間)を導入しています。

女性の活躍の推進に向けて

女性の積極採用や登用など、今後も継続的に女性の活躍を支援するための取り組みに注力していきます。

障がい者雇用

当社では、社会的責任とノーマライゼーション(障がい者や高齢者と一緒に助け合うこと)実現の観点から、積極的に障がい者雇用と職場環境の整備に取り組んでおります。2011年6月現在で本社や各事業所において39名の障がい者が活躍しています。

障がい者雇用率(法定雇用率1.8%)
2007年度末 2008年度末 2009年度末 2010年度末 2011年6月現在
1.31% 1.44% 1.68% 1.73% 1.82%

外国人社員の登用

グローバル経営の推進にあたり、国境を越えた人材マネジメントの重要性が高まるなか、当社においても42名の外国人社員が活躍しています。

当社の海外グループ会社に在籍する社員で、連結経営への寄与が高い社員をグループのコア人財と位置づける「グローバルスタッフ制度」を導入しています。現在4名の「グローバルスタッフ」が活躍しています。

フェロー認定制度

当社では、技術・研究開発分野において、誰もが認める卓越した専門性と優れた人格を持ち、顕著な業績を上げた者や社外で極めて高い学術評価を得た者を、「フェロー(特別研究者)」として認定し、役員クラス同等の処遇をしています。

現在3名の「フェロー(特別研究者)」が活躍しており、技術・研究開発分野において社員の模範的存在となっています。

ワークバランスの実現に向けた取り組み

当社は社員一人ひとりがライフステージに応じた、より柔軟な働き方を選択できるよう、ワークライフバランス実現のための環境整備に注力しています。 

2010年1月には、改正育児介護休業法(2010年6月施行)を先取りする形で、育児休業制度において、「専業主婦(夫)除外規定の廃止」「父親の再取得を可能とする」等の拡充を行いました。これにより、男性の育児休業取得者が合計3名となるなど、性別にとらわれることのないライフステージに応じた仕事と生活の調和が着実に進んでいます。

また、2010年10月には、当社の育児・介護制度や関連法規をまとめた「育児・介護ハンドブック」を作成し、制度の利用者やその上司、担当者等、幅広く配布を行い、社員一人ひとりが理解を深めるための取り組みを実施しています。

半日休暇制度 年次有給休暇を半日単位で取得することができる制度
(年20回まで)
育児休業制度 子が満3歳に到達するまでの期間について取得可能
短時間勤務制度、
フレックスタイム制、
時間外・休日労働の免除
小学校3年生以下の子を養育する場合に適用可能
(いずれか1つを選択)
介護休業制度 家族の介護をする為に休業する場合の制度
(最長1年間)
特別通院休暇制度 障がい者の定期的な通院をサポートする制度
(年6日まで)

フジクラ・アカデミーの人財育成

フジクラ・アカデミー

当社グループは創業から120年の歴史を経て第3の創業期に入りました。企業の経営理念を一新し、、“つなぐ”テクノロジーを通じ、顧客の価値創造と社会に貢献する企業グループを目指しています。
当社グループとして、「一人ひとりが主役」として行動し、世界で通用する有能な人財集団の形成を目指し、2006年にフジクラ・アカデミーを発足させました。

人財育成の考え方

人財育成の中心は各職場で行われるOJT (On the JobTraining)、OFF-JT(集合研修)、自己啓発、ジョブローテーションの4本の柱で構成され、これらを支える基盤が「人財を育てる風土・土壌づくり」です。

アカデミーでは、教育の基本はあくまでも職場でのOJ T であることを踏まえ、職場における人財育成を支援するための研修プログラムを実施しています。”気づき”を与えることに重点を置いて、OJT では不足しがちな分野の教育や、職場単位ではできない全社横断的なカリキュラムを実施しています。また、自助努力支援ということで自己啓発のための通信教育、eラーニングも用意しています。

プログラム

全従業員必須の「必修(階層別)研修」、リーダ層等の育成のための「選抜研修」、各人がプログラムを選択できる「選択研修」の3種類のプログラムを提供しています。また、グローバル化に対応した人財育成の一貫として、海外グループ会社の現地リーダに国内製造現場「ものづくり精神」を学ぶ研修も行っています。

更に、製造業として発展・成長してゆくための技術・技能の継承プログラムも整備し、継承すべき技術・技能の保有者を認定して「匠」の称号を与え、技能・技術の伝承活動も進めています。