経営理念

フジクラグループ経営理念MVCV

序文

2005年の「第3の創業」以来、グループ経営理念MVCVの下、新しい「道」を切り拓くことに挑戦してきた。
劇的な変貌を遂げる社会の中で、フジクラグループは、未来に続く将来性ある企業になるべく、
さらに力強く新しい「道」を切り拓いてゆくことをここに決意する。

  • 新しい「道」は、お客様に想像を超える価値体験を提供することでのみ切り拓かれる。
  • お客様の想像を超えるためには、お客様の課題を熟知し、お客様の立場で物事を考え抜かなければならない。
  • お客様の課題を熟知し、お客様の立場で物事を考え抜くためには、行動力に溢れる闊達自在なチームで、
    広く知識や情報を獲得する努力をしなければならない。

そして、この「道」を歩むために何よりも大事なことは、「私たち一人ひとりが社会の一員として正道を歩むこと」である。

MVCV

Mission

ミッション

フジクラグループは、
"つなぐ"テクノロジー™を通じ、
顧客の価値創造と社会に貢献する

私たちは、
"つなぐ"テクノロジー™の
分野で
あくなき挑戦を続け
価値ある商品及びソリューションの提供により
顧客の信頼に応え社会に貢献します

Vision

ビジョン

"つなぐ"テクノロジー™の分野で、
顧客に最も信頼されるパートナーになる

先進的で有用性の高い商品と
ソリューションを継続的に開発し、
"つなぐ"テクノロジー™の分野でリーダーになる

「一人ひとりが主役」として行動し、
世界で通用する有能な人財集団になる

Core Value

基本的価値

カスタマーサティスファクション
(Customer Satisfaction)
"それでお客様は満足ですか?"

変革(Change)
"進歩への意欲を持って取り組んでいますか?"

共創(Collaboration)
"それぞれが十分に能力を発揮するために
協力し合っていますか?"

行動基準

  • 社会の変化とマーケットに関心を持ち、自分の仕事を考えよう
  • 顧客の期待を超える価値を考え、行動しよう
  • 多様な考えに耳を傾け、新しい発想を生み出そう
  • 自ら果敢に挑戦しよう
  • ゴールから見た道筋を明確にし、とるべき行動を決めよう
  • プロフェッショナルとしての自覚を持ち、誠実に責任ある行動をしよう

第3の創業について

フジクラは、2005年に創業120年を迎えました。人生に例えれば還暦を2回繰り返し、3回目の転生を迎えたことになります。そこで、2005年を「第3の創業」の年と位置付けることにしました。

「第1の創業」は1885年(明治18年)。創業者・藤倉善八翁が神田淡路町にて、絹・綿巻線の製造を開始した黎明期です。

「第2の創業」は1945年(昭和20年)で、主力の深川工場が戦災で全焼し、ゼロから全社員がひとつになって再出発した年です。幸い、戦後復興のためのインフラ需要、高度成長期の光ファイバ需要等に支えられ、電力事業・情報通信事業を中心に順調に社業を発展できた期間です。これらの電力・情報通信事業は社会の安心・安全の発展に貢献する、インフラ構築のビジネスです。私たちは、特定優良顧客に対応することにより安定したビジネスを展開することができました。

しかし、2005年はインフラ投資も頭打ちになり、激しい競争の時代へと移行しており、フジクラグループのこれから先の事業環境も大きく変化していかざるを得ません。昨日までの"安定した時代"の遺伝子は"変化が常態の時代"には重い足枷となってしまうとの考えから、今一度、ゼロからの再出発に立ち返る必要があるとの強い決意の下に「第3の創業」を宣言しました。